園によっても異なるのですが、
看護師が衛生推進者や衛生管理者になっていれば
職員健診は看護師の業務となります。
衛生推進者？管理者？なにそれ？という方は
↓詳細のブログ記事をご参照ください↓
私は衛生推進者ではないのですが、
以前なぜか職員健診の手配・保健指導を
任されていたことがあり、
どうしたらいいのかとても困ったので、
私の体験を交えてご紹介します。
職員健診の法的根拠
労働安全衛生規則第44条で、1年に1回は定期健康診断を労働者に受けさせないといけないと規定されています。
何か目がチカチカしてきて、よく見えません…。
あ、大丈夫です。
厚生労働省から分かりやすいパンフレットが発表されてるので、
それ見ましょう。
え…先に出してほしかった…。
職員健診の項目
基本的に、このパンフレットに記載されている項目をカバーしておけば大丈夫です。
省略できる項目も挙げられているのですが、
ほとんどの場合、省略されずに実施します。
ただ、妊娠している・妊娠の可能性がある女性は
レントゲンのみ省略されます。
検診結果を見て、レントゲンだけ撮ってない人がいたら
「あ～妊娠の可能性があるんだな」って
公表される前に知るっていうことがよくありました。
別に言いふらしはしないですけど、
公表する前で、こどもを抱っこしてたり
重いもの持ってたりすると、
看護師だけドキドキハラハラするっていう状況がありますよね。
法人や社会保険の種類によって違うのですが、
法的根拠のある健診項目以外に
胃カメラとか大腸検査とか
追加して受けられる場合があります。
法人の総務などに追加の項目がないか確認しておいて下さい。
職員健診の準備
私の園では、健診専門の病院に
職員全員分の健診予約をしておいて、
当日職員が個別に受診するっていう流れでした。
主任に、シフトの調整をしてもらって
1日に1～2人ずつ職員が健診に行っていました。
2～3か月間に予約を取っておけば
希望通りの日で健診を受けられますが、
病院によって込み合う時期には予約できないなど
独自のルールがあったりするので、
事前に確認しておいた方がいいです
先ほどの健診項目が網羅されている健診コースかどうか確認はお忘れなく。
健診結果・保健指導
園で予約を取っているので、
園に全員分の健診結果が郵送されてきます。
園によって会計処理の都合上
原本を本部に送らないといけなかったり
各園で保管だったり違うので、
詳細は法人の総務部にご確認ください。
うちの園の場合は、
原本は本部に送って、コピーを本人と園で保管しています。
検診結果を見て、看護師に聞きたいことがある人だけ
個別に看護師が相談にのるという感じでした。
そもそも、健診結果用紙に医師からのコメントで
〇の数値が高いので、暴飲暴食を避け…
など詳細に指導文章が記載されていたので、
そこまで看護師から追加しないといけないことはありませんでした。
検診結果を見ていて、
若いのにメタボで指摘されていたり、
血中脂肪の数値が高すぎて精査になっていたり
驚くこともありますよね。
まあ、本人が改善する気がなかったり、
まだ若いからちょっと数値に異常があっても大丈夫
って気にしてなかったりすると、
看護師から介入できることはあまりないですよね。
余談
健診費用の支払いですが、
うちの園は、園が一括後払いなので、
個人で支払うことはありませんが、
職員から費用の支払い方法の質問があるので、
事前に説明しておかないといけません。
看護師名で健診を取りまとめて申し込んでいると
看護師あてに請求書が来ることがあるので、
事務さんに忘れずに渡さないといけません。
結構高額なんで、初めて自分の名前宛てで郵送されてくるとびっくりしますよね。
あと、病院から詳細な説明用紙が
郵送されてくるのですが、
ちゃんと読んでない職員も時々いるので、
事前に受診方法とか、
口頭で説明しないといけない場合もあります。
え？それくらいはちゃんと読んでほしいですね。
まとめ
一度やってしまえば次回からはスムーズに出来るのですが、
予約を取るまでに、どこの病院がいいか調べたり
健診項目が網羅されているか確認したり、
色々確認事項があって大変です。
分からない時は
園長とか総務部に質問しまくりましょう。